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嫌いな男
第18章 強羅マンション
「ダメ!」
服を脱がせようとする強羅の手を叩く。

「いて!…今日もダメか…」

「…ごめんなさい、私」


プロポーズ同様、このやり取りも毎日繰り返されている。

「いや!俺が悪かった、怒ったなら謝るから、だから出て行くなんて言わないでくれよ?」

翔子の表情を見て心配になったのか、強羅がすがりつくような目で言った。



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