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嫌いな男
第18章 強羅マンション
「強羅くん…」

「じゃあ、俺はこれで…おやすみ」

「おやすみなさい…」

玄関まで見送り、うっかり袖を引っ張りそうになる右手を咄嗟に左手で押さえた。

躰が彼を欲しているのが分かったが、流されるわけにはいかない。



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