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嫌いな男
第5章 秋永家(リビング)
「そう、わかったわ…ええ、じゃあ気を付けてね」


翔子は電話を切って、
「今、こっちの駅に着いたところですって」
強羅に告げる。


「…そうか、良かった」

安堵のタメ息を吐く強羅に
「ねぇ…何があったの?」
改めて問う。


「――また、男とホテルに行ってた」

「え!?」



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