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第19章 道

引越し先の家は屋上があった。

屋上にはソファがあって、私は嫌なことがあると、屋上にあがり、ソファに寝転んだ。


もう、路永さんとソファで並ぶこともないんだな…



美里さんがあがってきた。


「ミーちゃん、華帰国することに決めたよ。」

「そっか…寂しいな…。」

「そうだね、華も寂しい…」

「はーちゃん、それは自分の出した答えなんだよね？
もし、ミチさんの事で帰るのだったらそれは違うよ？」

「そーだよね。分かってる。でも、結構限界かも…」

「そっか…日本でちょっと休んできなね。」


美里さんと離れることが寂しかった。