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第2章 新生活

お酒が進むにつれて、路永さんはおしゃべりになり、よく笑った。

「華ちゃんやけん、はーちゃんやねー♫」

「おまえ、何馴れ馴れしくいうとんや！」
橋本さんは一喝したけど、

「なんでー！もうはーちゃんの家なんやけん、楽しくしたらいいんよー！
美里さんもみーちゃん言うけんねー。」
と路永さんは教えてくれた。

そんな楽しい会話をしていると、橋本さんにスポーツするか？と尋ねられた。

あまりしないと答えると、どうやら路永さんは日本人会の野球部のチームのキャプテンをしているらしい。
人脈を広げるためにと、そのチームに誘ってくれた。

正直、運動嫌いな私だけど、その好意に応えることにした。


次の日曜日、野球に行くことになってしまった。


食事はあまり喉を通らなかった。
緊張と疲れからだと思った。

食事も終わり、橋本さんが、お家まで送ってくれた。