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Stand by me
第5章 幸せ
練習が終わり、小笠原さんを送り、お家に帰った。

「私は練習もしてないのに、疲れましたー。
でも、みんな素敵な方ですね。
誘って頂いてありがとうございました!」

「いえいえ、これからこの人脈をどう切り開いていくかは、はーちゃん次第やけんね。

てか、あんた、この家ですっぴんなったことある?」

私はずっと女子校育ちだったから、男の人にすっぴんを見せるのが抵抗があって、
部屋から出るとき以外はお家にいててもお化粧をしていた。

その旨を路永さんに言った。

「はーちゃん、今から飲もう!いいよね?」

「はい…。」

「じゃぁ、汗かいたけん、シャワーして、リビング集合!
あとは寝るだけーの格好で2時にリビング集合ね。

解散!」


…。

どうしよう。すっぴん。

ま、綿棒相手だし、いっか…

ということで、シャワーをする。

メイクを落とし、汗をたくさんかいた身体を洗い流す。

左腕、右腕、お腹、太もも、脚…
そして胸…大切な部分も優しく丁寧に洗う。

もう何年も触られてないな…


そんなことを考えながら、2時に間に合うように急いで髪も洗い、支度する。


支度するといっても、メイクもしてはいけないから

髪を乾かし、日焼けした肌にしっかりと化粧水に乳液をつける。

そして、スエットを着た。


寝るだけの準備と言われたので、ブラジャーをするか迷ったけど、
飲む相手が綿棒でも、さすがに一応男の人だということを思い出し、ブラジャーもした。

2時に間に合った。




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