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Stand by me
第5章 幸せ
既に路永さんは、リビングのソファに座ってた。
Tシャツに、猿のイラストが一面にプリントされたブルーのズボン。
私は恥ずかしくて、タオルで顔を隠し、
「お待たせしました。」と言った。
チラっと横目でこっちを見た。
ドキドキドキドキ…
恋のドキドキとは違うドキドキがした。
「はーちゃん、冷蔵庫にビール入ってるけん、とってきてー」
…。
「はい。」
「はい、どーぞ。」
大きい缶を路永さんに、私は小さい缶を持ってきた。
「はい、乾杯しよ」
「カンパーイ!」
2人で小さく乾杯した。
路永さんはソファの一番右に座り、テレビを見ていた。
折角飲もうって言ってくれたのに、無言だった。
どうも路永さんのテンションの上がり下がりには付いていけない。
そう思ったとき、不意に路永さんが話した。
「はーちゃん、すっぴんいいよ。俺好きやで。
ここはあんたの家なんやけん、それでおりんしゃい。
気とか使わんとって。
自分の家やったらすっぴんやろ?
俺もこの前裸で出たやん?
気使ってないもん。自分の家やけんね。
だからすっぴんでおりんしゃい。
その代わり、はーちゃんは裸はいかんよ。
一応俺も男やけんね。」
この一言で、すごく楽になった。
あぁ、私はこのお家の子になれたんだ。
Tシャツに、猿のイラストが一面にプリントされたブルーのズボン。
私は恥ずかしくて、タオルで顔を隠し、
「お待たせしました。」と言った。
チラっと横目でこっちを見た。
ドキドキドキドキ…
恋のドキドキとは違うドキドキがした。
「はーちゃん、冷蔵庫にビール入ってるけん、とってきてー」
…。
「はい。」
「はい、どーぞ。」
大きい缶を路永さんに、私は小さい缶を持ってきた。
「はい、乾杯しよ」
「カンパーイ!」
2人で小さく乾杯した。
路永さんはソファの一番右に座り、テレビを見ていた。
折角飲もうって言ってくれたのに、無言だった。
どうも路永さんのテンションの上がり下がりには付いていけない。
そう思ったとき、不意に路永さんが話した。
「はーちゃん、すっぴんいいよ。俺好きやで。
ここはあんたの家なんやけん、それでおりんしゃい。
気とか使わんとって。
自分の家やったらすっぴんやろ?
俺もこの前裸で出たやん?
気使ってないもん。自分の家やけんね。
だからすっぴんでおりんしゃい。
その代わり、はーちゃんは裸はいかんよ。
一応俺も男やけんね。」
この一言で、すごく楽になった。
あぁ、私はこのお家の子になれたんだ。