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Stand by me
第11章 バレンタイン
上を向いて寝ていた路永さんが私の体の方へと寝返りを打った。

そして、私を細い腕で抱き寄せた。


もっとこうしていたい。
そう思いながらも、違う言葉が口から出てきた。

「みっちー、風邪引くし、お部屋で寝たら?」


「はーちゃん、一緒に寝よう?」


私はもちろんNoと言えなかった。


手をつないで、路永さんの部屋へと言った。


もちろん、美里さんに言われた戸締りもきっちりして。
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