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Stand by me
第11章 バレンタイン
母に嬉しいこと言ってくれたから、いっぱいくっついた。

ソファの上で体育座りをして、路永さんにスリスリ体をひっつけた。


「はーちゃん、いいママやね。」

「そう?でもママなんか可愛いでしょ」

「うん、なんか、あのママにしてはーちゃんってのが良く分かる気がする」

「どゆこと?」

「うーん。そゆことや!
なんか、大事に育てられたんやなーって。」

「そかな?
それより、みっちーかっこよかったよ!」

「へ?今知ったと?
俺ずっとかっこいいはずなんやけどね」

「へー、、初めて知った。
でもね、ほんまにめっちゃ嬉しかったー。
守ってね、へへへ」


半分本気で言った。


「俺、ちょっと考え事するけん、ちょっと黙っててね」
と言って、立ち上がり、私をいつもの路永さんのポジションへと移動させた。

そしてソファへ寝転がり、頭を私の太ももの上へと置いた。

「みっちー寝てるやん!」

「しっ!考え事やって。お願いやけん、3分だけ黙って?」

路永さんは、いつも飲んでる時、考え事すると言って眠るのがお決まりだった。

でも今日は膝枕だ。

メガネを外してあげた。


そして、おでこにキスをした。
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