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Stand by me
第15章 苛立ち
絶対に苛立ちを見せない路永さんが苛立っていた。
「彼女のことも幸せにできんのん、いかんけんね」
ボソッと呟いた。
「拉致あかんわ!
そもそも男と女の前に、オーナーと借主っていう契約があるねんからね!
みっちーのやってることは契約違反やわ!
ミーちゃんに話したん?
ミーちゃんにもちゃんと話してよ!」
後日、路永さんと美里さんが大人のトーンで話し合いをしたようだった。
たまに、リビングでの路永さんを見かけた。
私とソファできゃっきゃしてた頃の笑顔はなく、
すでに細い体がさらに痩せこけていた。
「彼女のことも幸せにできんのん、いかんけんね」
ボソッと呟いた。
「拉致あかんわ!
そもそも男と女の前に、オーナーと借主っていう契約があるねんからね!
みっちーのやってることは契約違反やわ!
ミーちゃんに話したん?
ミーちゃんにもちゃんと話してよ!」
後日、路永さんと美里さんが大人のトーンで話し合いをしたようだった。
たまに、リビングでの路永さんを見かけた。
私とソファできゃっきゃしてた頃の笑顔はなく、
すでに細い体がさらに痩せこけていた。