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プリンスの誘惑
第3章 ~腹黒王子~ (前編)

本音を言うとわたしは誰の前でも、緊張して顔を赤面してしまう。でも、シェードさまにみつめられてるから……それは、特別な想いがある。
答えに悩んでしまう。
シェードさまだからと言えば嘘になるのかしら。
でも、きっと……シェードさまに見つめられると女性なら誰でも赤面してしまうわ。
「はは、困らせるつもりはなかったのですが」
わたしが答えないでいると、シェードさまは優雅な表情を崩し笑ってみせた。
そんなにおかしな顔をしてたのかしら……
そう思うと余計はずかしくなってしまう。
「アザレアは、とても純粋なのですね。思わず抱きしめたくなりましたよ」
「え……?」

