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プリンスの誘惑
第4章 ~腹黒王子~ (後編)
「アザレア、ワタシの妃になっていただけますか?」
そして、振り出しに戻っている。
でも、気づいてしまった……わたしはきっと『変』なシェードさまが好きなんだと。
強引で、でも、やっぱり優しいシェードさま。
その、裏に潜むまだわたしの知らないシェードさまが気になって仕方ない。
真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる彼の心に偽りはないと……信じたい。
気がついた時にはわたしは頷いていた。
その時見せたシェードさまの笑顔はやはり素敵だった。