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ハッテンlife
第10章 山の上のホテル編
喘ぎすぎて声ガラガラ。そんな俺に泰三さんは苦笑した。
荒々しい波が去った後の泰三さんの笑顔は優しくて、さっきとは違った意味でドキドキする。
四回戦以上はヤッたと思われる獰猛さはどこへやら。そっと俺の身体を抱き上げた。
「風呂入って一緒に寝るかー…でも、その前に」
窓を開けた。俺達の住む街の灯りが、一面に広がる。
「うわぁー…すげー…」
山の頂上から見る夜景。まばゆい光の点が暗闇に映えている。
「前にお前と二回ヤっただろ。あの時も見ようと思ってて。でもヤってる最中にすっかり忘れてた」
あのしょっぱなのカーセックスの時ね。
ヤるのに夢中で忘れちゃうなんて、泰三さんらしいね。
「今回は忘れなかったぜ。また大みそかに来たいな。年が明ける瞬間、この山で夜景見ながら愛を誓うと、その愛は永遠になるらしい…って、恋人が出来てハッテン場を引退したヤツが言ってたんだ」
泰三さんは抱き締める腕を少し強めた。
声が真剣だ。
「その時は、そんな相手は一生いないと思って鼻で笑ってた。でも、今は違う。悠真に会えて、好きになってよかった」
激しいエッチの後の、この甘いシチュエーション。
俺の頭、完全にお花畑。
無意識に甘えたように、頬をすり寄せた。甘い。すげー幸せ。
「毎年、毎年、ここで愛を誓うんだよね?」
俺が高校生じゃなくなって、大人になってからもずっと、ずっと。
「好きだ。悠真」
「俺も…」
窓から流れてくる、ひんやりとした風が身体をすり抜ける。
でも、二人の身体の熱はしばらく治まりそうにもなかったのでした。
Fin.
次のPからはおまけです。
荒々しい波が去った後の泰三さんの笑顔は優しくて、さっきとは違った意味でドキドキする。
四回戦以上はヤッたと思われる獰猛さはどこへやら。そっと俺の身体を抱き上げた。
「風呂入って一緒に寝るかー…でも、その前に」
窓を開けた。俺達の住む街の灯りが、一面に広がる。
「うわぁー…すげー…」
山の頂上から見る夜景。まばゆい光の点が暗闇に映えている。
「前にお前と二回ヤっただろ。あの時も見ようと思ってて。でもヤってる最中にすっかり忘れてた」
あのしょっぱなのカーセックスの時ね。
ヤるのに夢中で忘れちゃうなんて、泰三さんらしいね。
「今回は忘れなかったぜ。また大みそかに来たいな。年が明ける瞬間、この山で夜景見ながら愛を誓うと、その愛は永遠になるらしい…って、恋人が出来てハッテン場を引退したヤツが言ってたんだ」
泰三さんは抱き締める腕を少し強めた。
声が真剣だ。
「その時は、そんな相手は一生いないと思って鼻で笑ってた。でも、今は違う。悠真に会えて、好きになってよかった」
激しいエッチの後の、この甘いシチュエーション。
俺の頭、完全にお花畑。
無意識に甘えたように、頬をすり寄せた。甘い。すげー幸せ。
「毎年、毎年、ここで愛を誓うんだよね?」
俺が高校生じゃなくなって、大人になってからもずっと、ずっと。
「好きだ。悠真」
「俺も…」
窓から流れてくる、ひんやりとした風が身体をすり抜ける。
でも、二人の身体の熱はしばらく治まりそうにもなかったのでした。
Fin.
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