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ハッテンlife
第12章 番外 泰三さんの恋人編
「もう…出るよぉ…ッ」
ピクンピクンと小刻みに身体を痙攣させながら、悠真は白濁を吐きだす。ケツがキュゥーっと締まる。
クソ…ッ!引きずられるな俺…ッ!
「俺はまだまだだからな…ッ」
まだ味わい尽くしていない。
俺が絶頂を極めたのはそれから大分経ってのこと。
それから三回戦まで突入したから、悠真を解放したのは夜も遅い時間だった。
☆★☆
「泊まりたーい」
「却下!」
狭い風呂に一緒に入り、駄々をこねる悠真の頭を洗う。面白いくらい泡を立ててやる。
悠馬は気持ちがよさそうだ。こういう仕草は猫のよう。
「大体、泰三さんがいきなりサカるからこんな時間になっちゃったんだよー?」
軽く俺を睨む。
さっきまであんなにエロスだったのに、こういう表情が年頃の男の子っていう感じで可愛らしい。
「お前があんな格好で寝てるのが悪い。なんでいっつもチャック開いてんだよ?まさか学校でも全開じゃねーだろうな?」
こいつならありえる。
トイレ行ったまんまチャック全開とかやりそうなキャラだ。
「ちょ…ッ!んなわけないじゃん。うち共学だよ?」
むむーっとした顔をする。
共学かぁ…。
悠真は背は低いものの、性格は優しいし、明るい。可愛らしい顔立ちだから男にも女にもモテそうだ。
少し心配…だったりもする。でも大丈夫だ。悠真から出る溢れるくらいの愛情が、俺一人に向けられているのがわかるから。
「泰三さん、高校の時モテたでしょ?女に」
それなりにな。全部遊びの相手だったけど。
でも、関係ねーよ。お前一人にモテてりゃ、もうそれでいい。
世界で一人だけ。お前が傍にいれば、誰からも好かれなくたって構わないんだぜ。
「今日…やっぱ泊まるか。お前の親父さんには俺が連絡しておくから」
急に離れがたくなった俺は、特例としてお泊まり許可を頂くことにした。
テスト明けだし、特別だ。
無邪気に喜ぶ悠真を見て、風呂上りにどんなプレイをしようか考える俺であった。
Fin.