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生きること、思うこと
第378章 人生はドラマ

その様な脚本を、おばあちゃんを亡くした人は書いてきたのです。
ですから、私もそれと同じなのです。
私の母は、私に最後の看取りをして貰いたくて私を産んだと思うのです。
私に看病して貰い、最後を看取って欲しくて私を選び産んだのです。
それを私は母が亡くなった後に気づきました。
倫也さんに関しても同じことが言えます。
亡くなった時はこんなことを思っていました。
「何故、自分だけこんなに辛くて苦しくて悲しい思いをしなくてはいけないのだろう…」
でも、この考えは違っていました。
世の中には私よりももっと辛くて苦しくて悲しい人が沢山いるのです。
その事が分かった時、何かが吹っ切れました。
そしてこう思ったのです。
「私と同じように悲しんでいる人の傍に寄り添い、悲しみを分かち合おう…」
倫也さんはその事を教えてくれたのでした。
人との別れは人を成長させてくれると思うのです。
人生は自分で書いて来た脚本通りに展開していく様です。
自分で書いて来たので未来を心配することはない様です。
それは、自分では乗り越えられないような脚本を書いてこないからです。
必ず乗り越えられるような脚本を自分は書いて来るのです。
ですから、過ぎてしまった過去を思い悩む必要もありません。
必ずその過去で学んできた事があるからです。
もし、学べなかったとしたら、また同じ現象が起こるので学び直せば良いのです。
この世の人生とは「学び」だと私は思っています。
愉しい事も、嬉しい事も、悲しい事も、全ては学びだと思うのです。
皆さんはどの様な人生ドラマの脚本を書いてきたのでしょうか。
この人生ドラマを実に愉しくて嬉しいものだと感じる事が出来るようになったと思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
 

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