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生きること、思うこと
第36章 足るを知る
「成長とは、大きくなることではなく、小さなことに大きな感謝ができるような感性が芽吹くことなのだ」
そうなのです。
小さなことに大きな感謝ができる感性が必要なのです。
その感性が芽吹くと、本当の意味で幸せを感じられるようになります。
「足るを知る」とは正にこの感性だと言えます。
“あれが足りない”“これも足りない”“あれも欲しい”“これも欲しい”と言っている限り本当の意味での幸せはないと思うのです。
私は毎晩「今日も何事もなく無事に過ごせたことに感謝します」と言っています。
何も起きない、特別なことも起きない、ただ淡々と日々が過ぎてゆくこと。
これほど、幸せなことはないと思います。
幸せとは外に求めるものではなく、内に求めるものかも知れません。
チルチルミチルの青い鳥のお話しのように。
チルチルミチルは幸せの青い鳥を外に探しに行きます。
が、どこを探しても幸せの青い鳥は見つかりませんでした。
ですが、自分の家に帰った時、その青いハトを見つけるのです。
幸せの青い鳥は実は自分の家にいたのです。
私たちの幸せの青い鳥もきっと身近なところにいるのだと思います。
小さなことに感謝できることとは、とても大切なことだと思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。