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生きること、思うこと
第385章 己書Ⅱ
全ては不完全な完全なものなのです。
私は思い切り練習で『ありがとう、おかげさま』を描いてゆきました。
ここまで描けるようになるとかなり愉しいのです(笑)
先生の描いた文字を真似して描くのです。
練習を見ていた先生はこう言ってきます。
「もう練習は大丈夫でしょう…今度はハガキに描いてみましょう…」
私は緊張しながらも文字を描いてゆきます。
思っていたよりもかなり上手く描けたような気がしました。
「うん、ちゃんと文字がギュっと真ん中に描かれていていいわね…」
そう、先生は言ってくれるのです。
この日、私は『ありがとう、おかげさま』と『ありがとう』を描きました。
円相も混ぜて3枚の己書を描きました。
最後に先生は己書の作品に『落款印』を押してくれました。
ちょっとした書家になった気分になります(笑)
お稽古が終わる時に、生徒さんと先生とでお互いの作品を見せ合い賞賛するのです。
私を除く生徒さんは皆さんかなりのベテランさんばかりでした。
作品もとても素晴らしいものばかりだったのです。
私の描いた作品も皆さん褒めてくれます。
とても嬉しくなったのは言うまでもありません(笑)
こうして、初日の己書教室は終わりました。
初めはちょっと不安でしたが描いてゆくうちに愉しくなり興奮している自分に気づきました。
次回は年明けの1月の中旬です。
それまで、ちょっと自宅で練習をしようかな。
そう、思っている私なのです。
小説を書くのも好きですが、またひとつ好きな事ができて嬉しいな…と、思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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