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第98章 　幸せな人々

おはようございます✨
美月です｡⁠◕⁠‿⁠◕⁠｡

今、皆さん「欲しいものを50個書いてください」
と、問われたらいくつくらい書けるでしょうか。

お金が欲しい、結婚相手が欲しい、家が欲しい、車が欲しい、子供が欲しい。
等、50個くらいは書けると思います。

では、次に「すでに手に入れているものを50個書いてください」
と、問われたらいくつくらい書けるでしょうか。

多分50個書くのは難しいと思います。
何故でしょう。

それは、足りない物、持っていない物、手に入れたい物だけを見つめているからです。
満たされていないのです。

でも、大病をしたり大事故に遭ったり、災難・トラブルに巻き込まれたり、寝たきりの親の介護を何年も続けてきたり…。

など、普通の人が一般的に「苦労」「大変なこと」と言われる出来事に身を置いた人たちは「普通に生活できることがどれほど幸せなことか」を知っています。

この人たちは、何かを手に入れなくても、幸せを感じることができるのです。

「つらい経験」をしたことで「今のままでも幸せである」「自分も相手も、今のままで100点である」ことに気付いているのです。

この人たちは、自分がすでに、どれだけたくさんのものを手に入れているか、どんなに自分が恵まれているかを知っているのです。