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第140章 　念を入れる

おはようございます✨
美月です｡⁠◕⁠‿⁠◕⁠｡

『僕の妹～千尋～』の連載が終わり、今、また石田衣良さんの本を読んでいます。
石田衣良さん、この方の書く作品はどれも女性に対してとても優しいのです。

石田さんの本はまだ5～6冊しか読んではいませんが、毎回とても優しいのです。
特に、“中年女性”に対する優しさは半端なものではありません。

『神様も恐ろしいことをするものだ。肌の張りが失われ、髪の艶がなくなり、外見的な魅力が衰えてきた年代の女性の肌を、生涯で最高の質感にする。写真では見ていい肌と抱いたときいい肌というのは、全く違うものだ。そう気づくと、若さだけを頭の悪い軍人の勲章のように誇る若い女たちが気の毒になって、浩介は笑いそうになった。若さだけにすがりつく女たちの、何と貧しい事か』

この文章を読んだとき、とても今の自分が誇らしく感じました。
私も中年です。

肌の張りは失われ、髪の艶も失われ、身体の脂肪だけが蓄積されていく（苦笑）
そんな、おばさんになってしまった私へのエールの様に感じてしまうのです。

石田衣良さんは、こういった中年女性への優しさがとてもある方なのです。
読んでいるととても癒され、慰められます。

私も、若いころは綺麗でした(笑)
今ではその面影もありませんが（苦笑）

「生・老・病・死」は生きていたら避けられない事実です。
「生」とは、私たちは親を選んで生まれて来られませんし、性別も選べません。

国籍なども選べず生まれてくるのです。
どうすることもできません。