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生きること、思うこと
第151章  モデル

「彼氏さん、特に“梅おにぎり”が好きだったみたいね?」
「うん、確かに梅おにぎりとツナマヨのおにぎりが好きだったから」

「そうでしょ?いつも私の頭の中はおにぎりでいっぱいなのよ」

彼女は電話口でそう話しては笑うのです。
そんな会話をしていると、とても彼氏さんが懐かしく感じられるのです。

私はその彼女に時々こう聞きます。

「今日は、彼氏さんはそっちに行ってない?」
「うん、今日は、少しだけ来てたよ。また、おにぎり作ってくれって言ってる」

彼女はそう言うとまた笑うのです。
最近では、余り彼氏さんは、新潟の彼女のところには行ってはいない様です。

その彼女、良く人に頼まれて亡くなった方と交信するのですが、決して金品を要求してきません。

この様なことで人から金品を受け取る事を彼女は嫌うのです。

昨今、スピリチュアルブームでチャネリングと言うものがあり、その人の過去生を見たりして高額な料金を請求してくる人が多いと聞きます。

しかし、彼女曰く、

「過去生が問題なのではなく、今、生きているこの時が一番大切な事だと思う。過去生は関係ないと思うの。過去生なんて見ても意味ないわ」

そうなのです。
今が大切なのです。

過去はもう過ぎてしまった事なのです。
その事を彼女は強く言っているのでした。

その彼女とはもう8年のお付き合いになります。
今でも仲良しです。

今でも、時々彼氏さんの事を尋ねます。
でも、最近は殆ど彼女のところには来ていない様です。

彼氏さんの魂も落ち着いてきたのでしょうか。
そんな、気もします。

この世には理屈では理解できないことがまだまだ沢山あるのだと感じる今日この頃なのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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