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生きること、思うこと
第171章  お母さん

そこで、沢山出来ると私の所に持ってきてくれるのです。
おかずの種類も毎回沢山です。

「毎回、料理を作っていて、沢山出来たから美月さんに持っていこうかしら?って思うのよ。でも、いつも時間が合わなくてなかなか持ってこれないのよ…」

そう、お母さんは言います。
時間が合わないとはどういう事かと言いますと、私、夕飯食べるのが早いのです。

夕方の5時には食べ終えています(笑)
なので、お母さんが料理を作り、私の所に持って来ようにも時間が合わないのです。

なので、お母さんは、料理が早めに出来るとLINEをしてきます。

「沢山、おかずが出来たので、これから持っていきますね」

そんな、LINEが来ると私は嬉しくなるのです。
最近では、お味噌汁がとても身体には良いという事で“味噌玉”を作ってくれます。

その、味噌玉にはお出汁や具が入っていてとても美味しいのです。
味噌も手作り味噌で、市販の味噌とは違います。

その味噌玉をジャムの入った瓶に詰めて、持ってきてくれるのです。
お母さん曰く、

「この私の愉しみ(料理を作る事)を奪わないでね。食べてくれると嬉しいのよ」

そう、言います。
私は、この言葉にこう返します。

「私は、Mさんが作ってくれる料理をいつも愉しみに待っています。私の為に作ってください…」

人は誰かに必要とされていると思うと、それが生きがいになります。
生きる原動力になるのです。

お母さんは、自分の料理を食べてくれる私がいる…。
それが、生きがいになっているのです。

そして、私は、お母さんが作ってくれた食事を食べる事でそれが生きがいとなっているのです。

人は誰かに必要とされていると思う事で生きてゆけるのです。
“人に喜ばれる存在になる事…”

これが、私たちが生きていく理由なのではないでしょうか。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。



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