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第225章 　薔薇

おはようございます✨
美月です｡⁠◕⁠‿⁠◕⁠｡

随分前の話しになりますが3月31日はキリスト教のイースター（復活祭）でした。
毎年、この復活祭の時に教会からイースターカードが送られてきます。

そのカードは教会の婦人会の方が手作りで作られているとても可愛いカードです。
そのカードに寄せ書きの様にして、私に教会員の方がメッセージを書いてくれるのです。

私は、そのカードを毎年心待ちにしているのです。
そして、そのカードの寄せ書きに教会員のＴさんからのメッセージが書かれてありました。

「美月さんとお話しがしたいので、私に電話をして頂戴…」

Ｔさんは、私とお話しがしたい様でした。
ですので、カードを頂いた翌日辺りにＴさんの携帯番号を調べて電話をしてみたのです。

「織作ですがＴさんでしょうか？」
「はい、美月さんですか？まぁ、嬉しい。電話ありがとう…」

「Ｔさん、イースターカードを見て私にお話しがある様なのでお電話したのですが…」
「そうよ、美月さんにお願いがあるのよ…」

「どんな、お願いでしょうか？」
「今度、私の家に来てくれない？5月に綺麗な薔薇が庭に咲くのよ。それを一緒に見ましょうよ…」

「そうなんですか？では、是非伺います…」
「Ｉさんに車で連れて来てもらえばいいと思うわ…」

そんな経緯があり、その事をいつも私にお弁当を作って持ってきてくれるＩさんにLINEしたのです。