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第267章 ハードディスク

待つ事数時間…。
玄関のチャイムが鳴りました。

出てみるとパソコン修理屋さんでした。

「どうしたの？ハードディスク壊れた？」
「ええ、電源入れてもランプも点かないんです…」

「じゃ、バラしてハードディスク取り出してデータが無事か見てみましょう…」

そう言うとハードディスクを外して、バラしてゆきます。
そして、パソコン本体に繋いで中身を見てみました。

すると、どうでしょう。
中身のデータは無事だったのです。

安堵したのは言うまでもありません(笑)
その後、新しいハードディスクにデータを移行してゆきました。

新しハードディスク代は8,900円でした。
ちょっとした出費にはなりましたが、大切なデータです。

「データが無事で良かったね…」

と、パソコン修理屋さん。
相変わらず出張費とかはサービスしてくれました。

この日の朝は本当に焦りましたが、こうして無事にデータ保存ができたのでした。
その後、パソコン修理屋さんと一緒にお茶をしました。

何だか、再婚して今その事で悩んでいるみたいでした。

「結婚て大変だよね…」

生まれも育ちも価値観も違う他人同士が一緒に共同生活するのです。
どれだけ、相手に歩み寄れるのか。

それを問われるのが結婚と言うものかも知れません。

「今、ちょっと息苦しいからさ、たまに息抜きに寄らせてね…」

そう言うのです(笑)

「構いませんよ…」
「ありがとうね…」

そう言うとパソコン修理屋さんは帰ってゆきました。
ちょっとだけ、パソコン修理屋さんの事が心配になった私でした。

でも、データが無事で良かったな…と、思う今日この頃なのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。