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生きること、思うこと
第297章 現象はひとつ
その現象に「良い、悪い」と判断しているのは私たち自身なのです。
「幸も不幸も存在しない、ただそう思う心があるだけ」
そんな風に私は思っています。
目の前に現れるあらゆる現象はニュートラルでゼロです。
そして、その現象には何の色も付いていないのです。
その色の付いていないものに「良い、悪い」という色を付けているのは私たちなのです。
その現象に「辛い、哀しい」という色を付けているのは私たちなのです。
要は、物事の捉え方の違いだと思うのです。
現象はただひとつです。
しかし、捉え方は何通りでもあるのです。
例えば、車のトラブルにあったとします。
1度目は単独事故だとします。
2度目は車体後部からの追突だとします。
そして、3度目は当て逃げされたとしましょう。
そんな3度もの事故に会っていたら普通は「こんなに不吉な出来事が続いているからお払いにでも行こうか…」と思うかも知れません。
ですが、良く考えてみると3度も事故に出逢っていながら命に係わる様な事態にはなっていないのです。
車にはダメージを受け、損傷もそれなりにあったと思うのです。
でも、乗っていた人には怪我はなかったのです。
車のボディがその人を守ってくれたと思っても過言ではないようです。
そう思うと「ありがとう」と「感謝」をする気持ちが湧いて来ると思うのです。
正に、現象はひとつで捉え方は無数にあるのです。
その捉え方もいつも「嬉しい・愉しい・幸せ・愛してる・大好き・ありがとう・ツイてる」と捉えるとまたその様な現象が現れるといいます。
ならば、いつも肯定的な捉え方をした方が得だしとてもラクだと思うのです。
自分が不幸だと言うことを数えるのではなく、自分はこんなにも恵まれている。
そう、思うとその様な現象にまた出会えるのだと思うのです。
幸せはいつも私たちの傍にあると思うのです。
それに、気づいていないだけなのかも知れません。
哀しく辛い出来事に出会った時、自分が今どれだけ恵まれているかを探してみませんか。
それは、決して容易なことではないと思います。
ですが、そんな風に考えられる人を、神様は応援してくれると思うのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。