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生きること、思うこと
第303章 感謝婦人

三浦綾子さんはその感謝婦人のお話しを書いた後で、この様に言うのです。

「もし、意気地なしの私に、この脊椎カリエスの痛みが一挙に押し寄せてきたら、私は耐えきれなくなっていただろう。限りなく優しさを持っている神様は、その意気地のない私に対して、20年に分けて痛みを分散してくださったのですね。だから私は耐えることができました。ありがたいことです。神様に感謝です」

私はこれを読んで本当に驚きました。
健康な人でもいろいろな事に感謝できません。

それを、毎日激痛を伴う脊椎カリエスという病気で痛みを頂きながら、それでも神様に感謝ができるのです。

感謝婦人にも驚きましたが、三浦綾子さんのこの物事の捉え方にも驚いたのです。

この様に、人間は、これほどまでに物事を崇高に捉えることができると言う意味で、とても良い意味での驚きでした。

私たちは、あれが辛い、これが辛いとか、嘆いたり愚痴を言ったり、泣き言を言ったりすることは誰でもできるのです。

しかし、ものの捉え方を変えるとここまで崇高な考え方が出来るのです。
「ありがたいことですね、感謝ですね」と言う所まで人間は行きつくことができるのです。

私たちは色んな現象をどのようにでも捉えることができるのです。
肯定的に捉えることも出来ます。

否定的にイヤなこと、つまらない事と捉える事もできます。
それを繰り返してゆくうちに、周りにそれなりの友人、それなりの環境が整ってくるのです。

愚痴や泣き言を言っていると、愚痴や泣き言を言いたくなる様な現象が自分を取り囲むのです。

同じように、喜びや幸せを口に出していると、喜びや幸せを口にしたくなる様な現象が自分を取り囲むのです。

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