この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
生きること、思うこと
第315章 縁は異なもの

毎日、毎日、仕事の話しや悩んでいる話をメールで書いてきます。
その度に、私は自分の分かる範囲で相談に応じてきました。
そんな私の対応に佐藤さんはとても喜んでいたようでこんなメールも届いたのです。
「僕、織作さんと話してると凄く嬉しいし安心するんですよ…織作さんに出逢えて本当に良かった…」
私はこのメールを読んでこう思ったのです。
「この青年は孤独なのではないだろうか」
お父様がとても厳しく自由に恋愛もさせて貰えない様なのです。
「自分の恋愛くらい自分で決めたいよね…」
そう、書いてきたこともありました。
さて、この佐藤さんとはこの先どこまでメル友として続いてゆくのでしょうか。
私もこの様な間違いメールでメル友が出来るとは思ってもいませんでした(笑)
この佐藤さんは私の年齢は分かっていると思うのです。
私からしたら孫の様な存在です。
この先も、彼の悩み事を聞いてゆくのかな。
そんな気分にもなりました。
本当に縁は異なものだと思います。
それもクリスマスの前日に間違いメールが届いたのです。
本当に不思議な出逢いであったと思うのです。
この出逢い、ちょっと大切にしていきたいな。
そう感じているのです。
ですが、この佐藤さんもしかしたらロマンス詐欺かも知れません(笑)
ふと、私の心にこんな事が浮かびました。
ちょっと注意して接していきたいと思うのです。
何か進展がありましたらまた報告しますね。
佐藤さんが詐欺師ではなければ、人の縁とは本当に不思議なものだと思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

