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青い煩い、少女の情動。
第6章 音楽室とリコーダー

私は恐る恐る、リコーダーに口をつける。
無味無臭だが、無味乾燥ではない。
心なしか響君の清涼な匂いが香っている。視聴覚室で散々嗅いだあの匂いだ。
目を瞑って、リコーダーの感触に集中する。響君がそこにいて、私は響君とキスをしている。夢で見た時より鮮明に、リアルに感じられる。
やばいめっちゃ興奮してきた。
咥えるだけじゃ飽きたらず、私は舌を使って響君のリコーダーを舐める。外から見ると相当はしたない光景だろう。リコーダーの息を吹きかけるところに舌を押し付けて、濃密なキスを妄想する。
ピューっと漏れ出た息でリコーダーが鳴る。
気づいたら私は右手でリコーダーとキスをしながら、左手で秘部を弄り始めていた。スウェットに手を突っ込んで、下着の上から割れ目をなぞる。
私は床にしゃがむような格好で自分を慰めている。
下着が濡れてきて、私は下着を脱いだ。今日下着を履いている時間のほうが短いかもしれない。私は中に指を入れて、必死に壁を刺激する。
響君の存在がとても近くに感じられて、私は指の動きを止められない。
目を瞑ったまま懸命にリコーダーを舐めて自分を慰めている私はなんて淫らなんだろう。
そんな思考が頭をよぎったのはほんの一瞬で、1秒後には、私はもっと極まった行動にでた。
[響……君っ……。]
私は全力でリコーダーを秘部に押しつけた。
先端の咥える部分が中に入って気持ちいい所を刺激している。
なにっ……これ……気持ちいい。
明らかに本より気持ちいい。響君に直接舐められているみたい。快楽の波長と意識の波長が共鳴し、気絶しそうだ。
[んっ、んっ、ぅ……。]
私は床に胡座をかいて座り、だらしない格好で秘部へ、リコーダーを動かしている。両手でリコーダーを前後させているので、上半身は全くの手付かずだが、それをも忘れてしまうほど鮮烈な快楽だった。
私は夢中になってリコーダーを動かした。
時には、リコーダーを入れたまま秘核を弄ってみる。
[ぅぅ……んっ]
私が漏らす悩ましい声と、リコーダーを動かすたびに鳴るクチュクチュという音が混ざる。
ぁー、気持ちいっ……いっちゃう。
私はどんどん速度を上げていく。
響君の声、姿、匂い、雰囲気、全てが好きだ。
彼がいないと生きていけない。
それほどに好きだ。
私が最近自分を慰めるのは大体好きが暴発した時だ。

