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それぞれの後編
第10章 サディスティック・マリッジ〜第五章・秋〜【前進するために…】
里中と別れ、愛里咲は部署へと歩き出す。

─────が…

グイッ

「きゃっ⁉︎ 」

給湯室の前を通り掛かった時、そこから伸びてきた腕によって、部屋の中へと引き込まれてしまった。


「んーっ、んんーっ‼︎ 」

思わず声を上げかけた愛里咲の口を塞ぐのは、愛里咲を捕らえた者の左手。

その左手が離された時、薬指に見慣れた指輪が光った。

「琉ちゃんっ⁉︎ 」

愛里咲は勢い良く振り返る。


「いきなり何するの⁈ ビックリするでしょ‼︎ 」

「……うるせぇ」

琉を咎めた筈の愛里咲が、返ってきた低い声に身を竦めていた。


「……何話してた?」

「え?」

「里中さんと、何話してたんだよ⁈ 」

不機嫌な琉の顔。そして、恐ろしく低い声色。


「……あの……あれ?」

商談はまだ続いている筈。

余程の事がない限り、琉だって参加しなければいけない。

なのにココにいるという事は…


「………妬いてるの?」

愛里咲の言葉に、かぁぁぁっと効果音が付きそうな位の勢いで、琉の顔が赤く染まった。



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