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只今、悪魔で調教中
第16章 悪魔な本心っ!?
「心根は弱いが優しい子だった。あなたを立派な王にするため、必死だった。私よりも立派で、才能のある王に。」
「..」
「しかし、どうにも優しい部分が表に出てしまう、自分にそっくりなあなたが怖かったらしい。息子にまで悔しい思いをさせてしまう、と。」
「そんなの言い訳..」
神谷君はぐっと手を握りしめた。
「言い訳だから、王になったあなたを見てから去ったんだよ。もう息子にも嫌われてしまった、役目は果たしたと....弱い弟ですまぬ。しかし本当に喜んでおったのだ。」