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婚外恋愛
第6章 逢瀬その6
「いいぞ、い、逝っても…お、俺も、い、逝く…」
美智は一声悲鳴に似た声を上げると逝ってしまったようだった。
中嶋は身体を少し震わせると身体の奥深くへと射精していった。
美智はぐったりしていた。
膣が激しく痙攣しているのを感じていた。
「中嶋さん…」
そう言うと美智は中嶋に抱き着いた。
二人はセックスが終わった後も抱き合っていた。
美智は腕枕をされながら髪を優しく撫でてもらっていた。
「何で、こんなに可愛い子を抱かないのかな?旦那は…」
「わかりません…」
美智は中嶋に抱かれながらも夫、龍一の事を考えていた。
なぜ、龍一の事を考えてしまうのか自分でも分からなかった。
時刻は朝の4時を時計は指していた。
美智は突然ベッドから起きだすと身支度を整えて中嶋にこう言った。
「今日はご馳走様でした。ありがとうございます。私、帰ります…」
「どうやって帰るんだ?」
「タクシー拾って帰ります…」
そう言うと中嶋をひとり残して部屋を出ていった。
そして、大通りに出るとタクシーを拾った。