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黒薔薇学園の白い百合たち
第6章 カップリング
乳首やクリトリスを吸われた時のような
穏やかな快感ではない。
それを小さな波と表現するならば
今の快感はビッグウェーブが押し寄せる感じで
うねりを伴って、
内臓を焼きつくすような激しい悦び。
溢れる愛蜜とバージンの証が潤滑油となり、
二人の交わりを滑らかにさせる。
こんなにも密着しているのに、まだ足りない。
もっと深く、もっと奥まで欲しい。
そんな底知れない欲望が、
お互いの腰を突き動かす。
愛しさが、際限もなく生み出されていく。
この気持ちよさを
いったいどの様に表現すればいいのか。
何度目かに突きあげられたとき、
凄まじい快楽の波が押し寄せてきた。
オナニーで何度も逝った経験はある。
成美や愛実にアソコを舐められて
何度も逝かされたこともある。
だけど、今、訪れようとしている絶頂は
決して指や舌では得られないものだった。
「さ、沢渡さぁ~ん!
わ、私…あっ、ああああっ…!」
「香代、好きだ、何回でも言う、大好きだ…」
求め合ったその先にある、絶頂感。
下半身が小刻みに痙攣し、
毛穴から汗が噴き出した。
体内に感じる、脈動。
沢渡の腰の動きが最も激しくなった。
あまりの快感に、
自分がどこかに飛ばされそうな気がして
おもいっきり沢渡の背中に爪を立てた。
「あ…、ごめん。逝くっ!!」
不意に沢渡の腰の動きが止まった。
動きを止めた沢渡から放出された、
沸騰しそうな液体が香代の膣内に充満してゆく。
『わたしたち…』
最後まで結ばれたことの喜びに包まれる。
これからも、きっと彼のためなら、
どんなことでも乗り越えられる。
ひとつ大人の階段を登ったと
そう感じずにはいられなかった。