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私と彼の8日間
第7章 6日目

私が座ると、肩に手を回され引き寄せられる。

なされるがまま私はもたれかかった。

(はう....マサキ君....)

しかし官能小説を開くと少しして、口を開いた。

「『彼女は少しして僕にすり寄ってくると、上目使いで見上げた。その細い顎に指で触れると、それだけで感じたように息を吐く。その指を次第に首筋に這わし、くるりと鎖骨を撫でた....』」

「ま、マサキ君!?なに、読んで....」

私はびっくりしてマサキ君をみた。

「え?なにって....官」

「わ、わかってるよぉ!何で読むの?」

(声に出したら余計に恥ずかしいよ!)

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