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私と彼の8日間
第2章 1日目

そこには松田君が立っていた。

「ごめん、待った?」

申し訳なさそうに謝る松田君に私はハッと我に返った。

(ままままま松田君!)

「それ、何読んでるの?すっごく楽しそうだったけど..」

「え?あっ、なんでもない!」

私は作り笑いをして、すぐに袋にしまった。

「..ふーん..」

不思議そうな顔をしてから、パッと笑顔になる。

(ああ..爽やか...これで実はドSとかなら最高...)

そんなことを思いながら見とれていると、行こっか、と歩きだした。
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