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私と彼の8日間
第8章 7日目
『ふぐっ..ううっ....』
走りながら、流れる涙が止まらない。
そのまま玄関に飛びこみ、へたりこんだ。
『ただいまぁー..』
『ああおかえり梓。あんた今日の..梓?』
『ふう..ひっ....』
『何泣いてんの?』
『泣いてないもん..私は...泣かないもん..』
『....』
理由があってのこととはわかってたけど、覚悟もしてたけど、やはり現実になると何故か悲しくて仕方なかった。
部屋に上がって、私はマサキ君からのメールも見ずにそのまま眠った。