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私と彼の8日間
第9章 8日目

(ま、マサキ君!?)

一気に顔が醜く歪み、彼女はキッと私たちを睨みつけると、ヒールをカンカン鳴らして帰っていった。

私に顔を戻すマサキくん。

「ね?あの子のどこがかわいいの?」

「....け、けど..」

(ちょっとひどいよ、マサキくん..)

嬉しいような悲しいようなよく分からない気持ちだった。

「美味しい?梓?」

「ふえ!?う、うん!美味しいよ!」

「?」

焦って答えた私に、マサキくんは首を傾げた。
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