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私と彼の8日間
第9章 8日目
料理をテーブルに置くと、明らかにマサキ君に微笑みかけた。

そして帰りかけた彼女をマサキ君が呼びとめた。

「ねぇ、キミ彼氏いる?」

(ま、マサキ君!?)

「え!?..あ、い、いませんっ!」

嬉しそうに答えて、私を見た。

私はシャーっ!と心の中で威嚇する。

「ふ~ん?」

「あっ、あの、もしかして彼女さんじゃないんですかっ?なら私ー」

期待気味に身を乗り出す彼女に、しかしマサキ君は言った。

「まぁそんなんじゃあ出来ないだろうね。自分を可愛いと思ってるの?」

「は....?」

「僕は可愛い子が好きなんだ。特に内面が、ね?」

そういって私にニコッと笑った。
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