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私と彼の8日間
第9章 8日目
そうして私たちは気まずい思い出の残った海岸についた。
「今日はマサキくんも海入るんだよ!」
「..はいはい。」
苦笑しながら私と一緒に靴を脱ぎ、ズボンを捲りあげると手を繋いで入った。
「冷た~い!!」
パシャパシャ歩いてマサキくんを振り返る。
「ね、マサ..ぶっ!」
いきなり海水を顔にかけられ、私は目を瞑った。
(か、顔が..)
「ま、マサキくんんん~!」
私も仕返しにかけると、マサキくんがうわっとよけた。
「ずるい!避けたらだめ~!」
「やだよ!」