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私と彼の8日間
第10章 8日目→9日目
そして1ヶ月後ー
「梓ちゃんっ!ほら!」
そういってマサキ君パパに渡されたのは..
「か、官能対談の同級生編..2....」
小説の題名を見て苦笑い。
「あれ?梓ちゃん、喜ばない?」
(だって..自分がモデルだとかいわれたら読みにくいよ....)
実際、一巻は途中までしか読んでない。
というか恥ずかしくて読めないのだ。
確かに、小説の中の主人公は私とそっくりだと今ならわかった。
「やっぱり自分のことだと思うとー」
いいかけて、目を潤ませるマサキ君パパに気づいた。
「....自分のことだと思うと嬉しくて仕方ないですっ!」
慌てて言い直すとパアアア!と顔が明るくなった。
「そうか!よし!じゃあこれは梓ちゃんに上げるよ!まだ発売前だから貴重だよ!サインも..」