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私と彼の8日間
第12章 Ⅰ日目
「ふん..どうして僕が資料なんて取りに行かないとだめなんだよ..」
やたらと好かれている教授に頼まれ、ある日僕は4階に向かっていた。
普段は使われることのない教室がずらりと並ぶ。
その資料室に向かいながら、僕は女子トイレを通りすぎた。
その時..
「ふっ....う..」
クチュ..ピチャ....
独特な音と、押し殺すような声がトイレから聞こえてきて、僕は立ち止まった。
(..大学でオナるなんて勇気のある女だな....これ、あの同級生に使える。)
榊原梓を思い出し、じっと耳を傾ける。