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私と彼の8日間
第12章 Ⅰ日目

「まっ..まままま松田くん!」

一気に強張る身体を腕に感じ、意地悪したくなる。

「マサキ。」

わざと耳元で言うけど、面白くて少し笑ってしまった。

彼女の心臓の音が僕に響いてくるのを感じる。

(緊張してるんだ..可愛いね。)

「まっまさ、まさまさまさきくん!」

ドモる彼女が可愛くて、すっと体を離して顔を覗きこむ。

「梓..顔真っ赤だけど?」

ニャッと笑うと柔らかい頬をさわった。

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