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私と彼の8日間
第13章 Ⅱ日目
ゼイゼイ肩で息する政井さんを宥める。
「まぁまぁ...ほら、政井さん。父も書くって言ってますし..今ちょうど良いネタができてるんですよ。」
「ネタ?同級生編ですか?」
「そうそう。ホントは今からそれでデートだったんですけどねぇ..」
「まだモデルの様なことしてるんですか?」
昔からよく知っている政井さんは、肩をすくめた。
「まぁね....だからさ、今日はちょっと遠慮してくれないですか?父にはちゃんと書かせますから。」
そういって、ふん、と横を向いている父を見て僕はため息をついた。