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私と彼の8日間
第13章 Ⅱ日目
「少しは調べてましたけど....それは一度、生で見てみたいですね..喧嘩してる姿..」
「そうですねぇ..あ、ではそろそろ。先生にきちんと書くようお伝え下さい。一巻は、恋愛小説っぽくて売れ行きが不安でしたが、ファンたちには好評だったみたいですよ。」
「そうなんですか!?」
「性的描写もいいですが、感情を揺さぶるようなストーリーも、官能小説には必要なのかもしれませんね。それは..マサキさんにもいえることですよ。」
「は?」
そういうと、細い切れ長の目を一層細くして笑うと車に乗り込んだ。
(..親父も政井さんも...何をいってるんだ。)
僕は家に入り、父にはっぱをかけると急いで支度をした。