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私と彼の8日間
第13章 Ⅱ日目
チケットを買いおえ、戻ろうとすると梓がケバい女と話しているのを見つけた。

(だれだろう..)

そう思いながら、先にドリンクを買うことにした。

ウーロン茶を頼み、コソッと鞄から粉を出す。

たまにしか使わないが、身体が熱くなり快感の増す..つまりは媚薬だ。

それを持って向かうと、ちょうど二人が梓に手を振り行ってしまった。

ふぅ...と息をつく梓の後ろに立つ。

「今の誰?知り合い?」

「ひあ!?」

驚いたように振り返って、目を泳がせる。

「え、あっと..高校の同級生!」

「ふーん..なんかすごいケバい子だったね。」

僕が正直に言うと苦笑いする。
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