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私と彼の8日間
第13章 Ⅱ日目
しかし興奮しているのか、少し息が荒くなっている。
(そろそろ薬も効いてきただろう..)
そしてうっすら目をあけ、僕をすがるように見た。
目がトロンとしている。
スクリーンに照らされた頬は上気していた。
ぎゅっと手を握られ、僕は確信した。
(さぁ..本職の始まりだ。)
「..梓..もしかして感じてる..?」
クスッと笑いわざと囁くように聞くと、握られていた手をそっと外して、するっとスカートに忍ばせた。
「え..?」
戸惑ったような声を無視し、手を進める。
「はあ..あ..」
さわさわと太ももをさするだけで、声が出そうになったのか咄嗟に口を覆った。