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私と彼の8日間
第14章 Ⅲ日目
ー明日はどこ行くの?ー
初めて梓から連絡がきた。
僕は画面を見て少し頬が緩む。
しかしそれに気づいて、パッと顔に力を入れた。
ー決めてないー
ーじゃあ遊園地いきたい!ー
「は..?遊園地....?」
僕は考えこんだ。
実は僕は乗り物酔いが激しい。
女に乗るのは全然平気な....いや、これを言うとさすがにヤバいか。
自分で突っ込みながら、梓を思い浮かべる。
(..まぁ....適当に理由作って一人で乗らせとけばいいか。)
そう思い、返信すると
ーやったぁ!明日楽しみだねっ!ー
「ふっ....」
(本当に犬みたいだ。)
携帯をしまうと、僕は風呂に入りに行った。