パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第15章 Ⅳ日目

「うだうだうるさいなぁ....お前ら、殺されたいの？なんなら今すぐ殺ってやろうか？」

梓が睨みつける。
その口元には笑みがこぼれていた。
まるで暴れたくて仕方がないよう。

しかし梓が近寄ると三人は勢いよく頭を下げた。

「すっすみませんでした!」

そしてふらふらと、走って逃げていった。

梓はその場で立ち尽くすと、ふと呟いた。
「ふん..弱々しい奴ばっか..つまんない....」

寂しそうに空を仰いだ梓を見て、僕は脚を踏み出した。

ザッ..

「誰？」

足音に気づいて梓がキッと振り向いた。