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私と彼の8日間
第18章 Ⅶ日目
「な、ななななな何で!?」
「何でって..わかんないけど。僕は梓が好きなのかも。何せ、僕は女を好きになったことがないからわからない。けど....そうなんだと思う。」
僕が言うと、梓は口をぽかんとあけた。
「す、すすすす!?...で、.でも..女の子とは仲良くやってたみたいだし..マサキくんはモテるだろうし..」
「小・中は変な噂が広がりすぎて、みんな好奇の目で見てた。だから信用できなかった。高校も大学も寄ってくる女はみんな顔目当てだってわかってたから。だから作り笑いして、本当の自分は見せられなくて..」
「本当の..?」
首を傾げる梓に僕はため息をついて続けた。
「僕は本当は..独占欲が強くて、わがままで、梓みたいな..エッチな子をいじめるのが好き。」
口をパクパクする梓に、苦笑する。
相変わらず、反応が可愛い。
「引いた?」
「う、ううん..嬉しい....」
僕はびっくりして、まじまじと梓をみた。
「だって私の前では本当のマサキ君を見せてくれてたんだよね?」