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私と彼の8日間
第20章 私と彼とやきもち
「・・ってことで。今年はスクリーンの使用権を獲得できなかったので・・・」
サークルの代表の石川先輩が申し訳なさそうに言う。
「映画サークルだろう~!?」
「じゃんけん弱すぎだろ!」
周りから反論の声が上がった。
何度も頭を下げる彼の後ろから、彼女の凛先輩がずいっと出てきた。
「うるさいわね!仕方ないでしょ!?運よ運!」
すごい剣幕で言われ、みんな黙り込んだ。
(さすが凛先輩…かっこいい~!!)
サヤカとニヤニヤしながら凛先輩を見た。
私たちは一個上の凛先輩の大ファンなのだ。
「お、おい、凛…それくらいで・・・」
おずおず石川先輩が言うとキッとにらみつけて後ろに下がった。
「…いやほんとごめんみんな…ってことだから、今年はどうするか決めたいんだけど…映画サークルは今年結構人手があるし…別に何もしないって手もあるけど。」
「え~せっかくだから何かしようよ~」
結局半数以上の抗議によって私たちは、何かしらの形で学園祭に参加することになった。
そして話し合いが進んでいるときに、同い年の田所君が声を上げた。
「そういえば、3階の講義室に小さなスクリーンありますけど。それは使えないんですか?」
「…そうか…あそういやあったな!ちょっと使用許可もらえるかきいてくる!」
石川先輩は走って事務室に向かった。
サークルの代表の石川先輩が申し訳なさそうに言う。
「映画サークルだろう~!?」
「じゃんけん弱すぎだろ!」
周りから反論の声が上がった。
何度も頭を下げる彼の後ろから、彼女の凛先輩がずいっと出てきた。
「うるさいわね!仕方ないでしょ!?運よ運!」
すごい剣幕で言われ、みんな黙り込んだ。
(さすが凛先輩…かっこいい~!!)
サヤカとニヤニヤしながら凛先輩を見た。
私たちは一個上の凛先輩の大ファンなのだ。
「お、おい、凛…それくらいで・・・」
おずおず石川先輩が言うとキッとにらみつけて後ろに下がった。
「…いやほんとごめんみんな…ってことだから、今年はどうするか決めたいんだけど…映画サークルは今年結構人手があるし…別に何もしないって手もあるけど。」
「え~せっかくだから何かしようよ~」
結局半数以上の抗議によって私たちは、何かしらの形で学園祭に参加することになった。
そして話し合いが進んでいるときに、同い年の田所君が声を上げた。
「そういえば、3階の講義室に小さなスクリーンありますけど。それは使えないんですか?」
「…そうか…あそういやあったな!ちょっと使用許可もらえるかきいてくる!」
石川先輩は走って事務室に向かった。