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第23章 私と彼とすれ違い

先輩方の配慮で虎狐女のメンバーと少し話す時間を貰った。

「へ～じゃあ梓、彼氏できたんだ?」

「むふふ～」

「あの梓先輩がね～」

「うるさい美野里～!」

昔話や近況報告をして、店が混んできたのでみんな退散することになった。

（あ、そういえば..）

推測に過ぎないけど、一応私は虎狐女時代にやり合った男たちの話をきいた。

「いすぎて分かんねーなぁ..」
「隣町の奴らは?」
「いや、あいつら察にパクられたから今は特に目立ってねぇと思うけど..」

結局わからず仕舞いで、みんな解散となった。

「またわかったら連絡してやるよ!」

「うん、お願いね～!」

（とりあえず久々で楽しかったぁ～）

ルンルン気分で店に戻る。