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私と彼の8日間
第23章 私と彼とすれ違い
そのとき、周りがざわめいた。
(どうしたんだろ~?)
「あっ…」
側にいた田所君が息をのむのがわかってつられてそちらを見た。
そして、入ってきた客にグラスを落としそうになった。
「…マサキ君…」
少し顔を伏せて講義室に入ってきたマサキ君の隣には綺麗なワンピースをきた萌ちゃんがいた。
萌ちゃんはマサキ君の腕に軽く手を当てていて、組んではいないもののガーンと岩が落ちてきたような衝撃だった。
私の彼氏だということを知らない先輩が、うきうきと席に案内する。
まわりも美男美女カップルだとコソコソ言っていた。
「…さ、榊原…」
「…なあに?田所君!ほら、仕事しよー?」
「あ、う、うん…」
私は作り笑いして、そっちを見ないようにした。
(なんで二人で来るの?わざわざ私がいるところに…)
(どうしたんだろ~?)
「あっ…」
側にいた田所君が息をのむのがわかってつられてそちらを見た。
そして、入ってきた客にグラスを落としそうになった。
「…マサキ君…」
少し顔を伏せて講義室に入ってきたマサキ君の隣には綺麗なワンピースをきた萌ちゃんがいた。
萌ちゃんはマサキ君の腕に軽く手を当てていて、組んではいないもののガーンと岩が落ちてきたような衝撃だった。
私の彼氏だということを知らない先輩が、うきうきと席に案内する。
まわりも美男美女カップルだとコソコソ言っていた。
「…さ、榊原…」
「…なあに?田所君!ほら、仕事しよー?」
「あ、う、うん…」
私は作り笑いして、そっちを見ないようにした。
(なんで二人で来るの?わざわざ私がいるところに…)